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2019年6月24日

親子でえだまめづくりに挑戦

 

「みんなで作って、みんなで食べる」

 

中野方農と食と育む会では、中野方こども園保護者会と地域が一緒になり、中野方の農業の継続を図るために、農と食に触れる活動をしています。

今回は「えだまめ収穫体験」。町ぐるみで子どもたちの食から農業を考えていこうと、町内のこども園親子を対象に、種まき(6月)、草取り(7月)、収穫試食体験(8月)の3回連続の企画です。

この日は、以前こども園で行った大豆の種まきにより育った苗を、地域の方とこども園親子と一緒になって定植作業をしました。

 

参加されたのは、中野方こども園児親子11組。

中野方地域協議会の鈴村清辰さん、農事組合法人アグリアシストの林 茂一さん、安江建樹さん、中野方不動滝やさいの会の鈴村佳代子さん、ボランティア2名です。

 

 

まずは、20センチくらいの大きさになった大豆の苗を50センチ間隔で植える作業をします。

こどもたちを中心にして鈴村清辰さんから「苗を指ではさんで、ポットを持ってね。ひっくり返して穴を指で押すと上手に出てくるよ。」

 

苗を植えるノウハウを一生けん命見て聞いて、「さあ、やろう!」

 

 

 

 

次は豆を直接植えていきます。

「土に指をさして穴をあけ、豆のおへそを下にして1粒いれるんだよ。土をかぶせて…大きくなりますよーに!」

 

 

 

「はーい。次は、豆まき機を使ってみよう。

畝の上をコロコロ引いていくと豆が植わっていくんだよ。ほら、ね。」

 

「わーー!ほんとに豆が出てくるよ!すごーい!」

 

 

 

大豆の定植は初めてづくしのこどもたち。作業をとおして気づくことは様々です。

 

年長(ぞうぐみ)の安江朱生(あき)ちゃんは、お母さんと年少の妹と一緒に参加していました。

おばあちゃんの畑で遊んだり、おばあちゃんのお手伝いをするのが好きな朱生ちゃんは、ちょうど今朝、おばあちゃんの畑で蟻が群れる様子を見てきたことを教えてくれました。

 

「木にアブラムシがいっぱいついてたよ。下に小さな虫が死んでて、蟻が虫を運んでいたよ。」

「大豆におへそがついてるんだね。」

「大きくなーれ。大きくなったら、どうやって食べるのかな。」

 

 

 

そんな子どもたちに寄り添って、アブラムシがついていた木に成る野菜の名前を教えたり、豆のおへその話を教えてくれる中野方の大人たち。

子どもたちの気づきをたくさん聞いて、大人も食の安全を考える機会になっています。

 

中野方の農村風景を、子どもたちも好きになってくれるように。

自分たちで育てた農産物が美味しいと、ずっと思ってくれるように。

 

地域の大人と子どもが一緒になって、地域を守っていく姿がありました。

 

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