2024.4.1
4月20日たべとるマルシェを開催します
2019年7月2日
今、世界中で毎年4億トンのプラスチックが生産され、大部分は瞬く間にごみとなり、そのうち1000万トンのプラスチックが海に流れ出しています。
プラスチックはその極めて頑丈で安定した構造のために生物に分解されず、海に流れ込んだプラスチックは数百年間消えないごみとして地球上に蓄積を続けます。
それは目に余る環境問題として、世界的規模の問題と認識されています。
私たちは、この問題について知識を持ち、今後どのようにプラスチックと付き合っていくのか、きちんと自分の考えを持っておく必要があります。
農業⽣産においても、農業⽤ハウスやトンネルの被覆資材、マルチ、畜産のサイレージラップのほか、肥料成分を合成樹脂等の膜でコーティングした被覆肥料など⽣産資材としてプラスチックを使⽤していることから、プラスチック問題に対しても適切に対応することが必要です。
海洋プラスチック問題の解決に向けては、あらゆる主体がそれぞれの⽴場でできる取組を⾏い、プラスチックと賢く付き合うことが重要とされており、これまでも、資材メーカーで構成する団体等により、使⽤済みの農業⽤フィルムの適正処理や⽣分解性マルチの利⽤促進、被覆肥料の被膜殻の流出防⽌など、海洋プラスチック問題の解決にも資する取組が⾃主的に⾏われてきています。
このような状況から、農林⽔産省においても、関係する企業・団体の⾃主的な取組に焦点を当て、これを積極的に推奨することとしており、農業⽣産分野においても、プラスチックを使⽤した⽣産資材の製造、流通や利⽤に関係する企業や団体などの⾃主的取組の宣⾔を促すとともに、宣⾔を⾏った団体の取組を情報発信することにより、⾃主的な取組の拡⼤を目指すことと しています。
ここでは「プラスチックと賢く付き合うための 農業生産現場での取り組み」を3つの角度から具体的に取り組む方法を提案します。
▼「プラスチックと賢く付き合うための 農業生産現場での取り組み」PDFデータ
①農業由来廃プラスチックの適正処理の徹底
②農業由来廃プラスチックの排出抑制
③被覆肥料の被膜殻の流出防⽌策などの実践
上記データを参考にしていただき、使⽤済みのプラスチックを海洋ごみにさせないためにも、プラスチックを使⽤した⽣産資材と正しく付き合いましょう。