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2019年10月14日

花咲か里山プロジェクト『エゴマ塾』収穫と脱穀の作業が行われました。

 

 

 

10月中旬、恵那市内の畑ではエゴマの収穫を迎えています。

恵那農業高校が恵那市・田口建設と取り組む『花咲か里山プロジェクト』では、今年から始まった【エゴマ塾】https://tabetoru.com/blog/2283/ での、エゴマの刈り取り、脱穀作業が行われました。

 

当日はあいにくの雨模様で、予定していた収穫・脱穀作業の半分もできませんでしたが、あらかじめ高校生が刈り取っておいたエゴマを雨水のあたらないテント下へ移動させ、参加者の子供たちのみ脱穀作業を体験してもらうことになりました。

 

100センチ以上にもなる大きな枯れた枝からほのかにシソのような香りがし、穂先にはぷつぷつの実のような花がついていて、その中にエゴマの実が入っています。

 

 

 

 

 

まずは農高生がお手本を見せて、作業の手順を教わります。

根元から刈り取ったエゴマの茎をもち、大きな樽の中でバンバン叩き付けると、さやからエゴマの実が出てきます。

興味津々の子供たちは前のめりになって自分の出番を待ち、交代交代で、自分より大きな背丈のエゴマを一生懸命振っていました。

 

恵那市内から親子5人で参加している安田けいじくん(年長)は、

「楽しい!お友だちと一緒だし、いつもエゴマの作業は楽しい。」

 

お父さんの安田雄気(やすだ ゆうき)さん、お母さんの志帆(しほ)さんは、

「今年始めて、知り合いの地域サポーターさんからのお誘いで参加しました。

子どもたちは友だちと一緒なので楽しそうだし、エゴマの作業は簡単。高校生につきっきりで教えてもらえるのも楽しそうです。

畑でヘビを見つけたり、草の中にいる昆虫、植物を見つけて遊んだりもできます。自然の中でおもいっきり遊べていいですね。」

 

 

 

この日はチラシをみつけて一般応募されたエゴマ塾生、花咲か里山プロジェクトの主旨に共感され共に活動されている地域サポーターさんを含め22名が参加されていました。

 

圃場がある茂立地区に移住され10年が経つ小澤 研(おざわ けん)さん、清子(さやこ)さんご家族は地域サポーターとして立ち上げから関わられおり、イベントの取りまとめや現場での細かな指示伝達などをされており、サポーターのリーダー的存在です。

 

「サポーターとしての参加は、地元企業の田口建設さんからお声かけいただいたことから始まりました。

 

茂立地区でも、私たちが移住してきたばかりの頃に比べると、蛍も減ったし、耕作放棄地も増えてきました。

人の手が入らなくなり、里山の景観がなくっていく様子は見ていて少しさみしく感じていて。

 

そんなときにこのプロジェクトが始まり、サポーターとしてすんなり参加できたんです。」

 

 

 

 

 

次第に雨も止んできて、テントの外に出て作業ができるようになってきました。

 

実際にエゴマを刈り取る作業を、小さな子どもたちと農高生がペアになって体験してみることに。

高校生たちは、ペアになった子どもに枝を刈り取る専用のはさみを持たせ、ロックを外すタイミングや根元から切ることを丁寧に教えています。

 

「穂先が黒くなりかけたエゴマが収穫のころだよ。大きく揺らすと実が落ちてしまうから、そっと切ってね。

刈り取ったエゴマは乾いたシートに広げておき、乾燥させます。

エゴマを踏まないように気を付けて!」

 

 

エゴマ塾に入り、実際にご自身の畑でエゴマの苗を育てている方は、

「エゴマは育てたことなかったけれど、ここで手取り足取り教えてもらって。

50株ほど植えましたよ。

今はちょうど刈り取りの時期を迎えています。始めてのことばかりなので、まずはここで教えてもらってから実践しています。

今週には作業したいわ、楽しみです。」

 

 

小さな子どもたちがエゴマを通して里山で遊び、楽しい思い出をつくってくれること。

エゴマ塾をとおして、エゴマの栽培方法から食べ方まで教わり、エゴマをもっと身近に感じてくださること。

 

 

花咲か里山プロジェクトの恵那農業高校生たちが、恵那に残してくれるものは大きそうです。

 

 

 

 

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