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トマト

ひがしみの夏秋トマト

麗夏おいしさの魅力

割れにくい

果実が割れにくいから、へたまで真っ赤に熟してから収穫できます。

果汁たっぷり

一口頬張ると、たっぷりの果汁と、甘みや程よい酸味、うまみが広がります。

歯応えよし

真っ赤に熟しても歯応えも肉質も良く日持ちがします。

おいしい麗夏の選び方

  • 丸くてずっしりと重いもの!
  • 皮に張りとツヤがあるもの!
  • ヘタが緑色でピンとしているもの!

Tips

トマトのお尻(果頂部)を見たときに放射線状のスジがきれいに出ているものは、水分が少なく糖度が高いと言われています。

保存方法

新鮮でかため

常温の涼しい場所で保存します。

青みが残っている

常温でしばらく保存すると追熟し、酸昧がやわらぎ、赤くなってきます。

熟している

ラップをするかポリ袋にいれて冷蔵庫の野菜室ヘ。早めに食べましょう。

麗夏でつくるトマト料理

生でも加熱してもおいしいトマトですが、加熱すると甘味が増します。トマトに含まれる栄養成分リコピンは油に溶けやすく熱にも強く、栄養の吸収力もアップするので油を使った料理法が一番のおすすめです。

生でサラダに

皮付きのままでも良いですが、皮をむくと口当たりが良くなります。沸騰したたっぷりの湯の中にへタをくり抜いたトマトを丸ごと入れ、10秒から20秒程中で転がしてから取り出し、氷水に落とすと皮が簡単にむけて便利です。

オーブン調理で甘みを引き出す

トマトのへタをくり抜き、グラタン皿などに並べ、160℃程度のオーブンでじっくり焼きます。彩りが良いので、料理の付け合わせとしても◎

王道、煮込み料理やソースに

トマトをサイコロ状にカッ卜して、力レーや様々な煮込み料理に加えます。ビューレ状にして手作りパスタソースにも。意外ですが、出汁との相性も良いので、おでんの具としても活躍します。

岐阜県を代表する野菜「トマト」

岐阜県内の夏秋トマトは、標高300m以上の中山間地で栽培されています。JA により6月〜11月まで市場に出荷され、野菜品目の中で最も販売額が多く、本県を代表する野菜となっています。


「ひがしみの」トマト栽培の歴史

東美濃地域での夏秋トマトは歴史が古く、昭和30年に中津川市阿木において露地栽培が開始され、昭和36年に枇杷島市場、38年には名古屋市場本場への出荷が始まりました。
これを契機に各地で生産組合が誕生し、夏秋トマト栽培が拡大。昭和44年には、恵那夏秋トマト振興会(現:東美濃夏秋トマト生産協議会)が設立され、以後50年にわたり産地として、生産出荷に取り組んでいます。市町村合併した現在も、各旧町村単位に生産組合があり、栽培技術向上に向けた研修会を行っています。


雨除けハウスで育つトマト

夏秋トマト栽培では、「雨除けハウス(天井ビニールのみの簡易なパイプハウス)」が用いられています。
雨除けにすることで、長期にわたる樹勢の維持・調節、病害虫の軽減、日焼け果、裂果等の防止などにより、品質の高いトマトを生産することができます。4月下旬から6月下旬にかけて定植が行われ、出荷は6月下旬から11月中旬となります。

選果と出荷

収穫されたトマトは、管内2か所にある選果場(中津川、加子母)に集められます。選果場では、出荷規格に基づき、選果、選別され、4kg段ボールやスタンドパックに詰められ、各市場にほぼ毎日出荷されます。本県産夏秋トマトは、京阪神・中京市場を中心に出荷されており、東美濃地域からは名古屋・岐阜・京都市場に出荷しています。各市場からは、バロー、ピアゴ、ドン・キホーテ、オークワ、生協の他、モスバーガーなど外食向けにも販売されています。

常に進化。栽培改善の取組

トマトは本来連作ができませんが、雨除けハウスの普及とともに連作が行われるようになりました。
その結果、土壌病害(連作障害)の発生が問題となりましたが、昭和50年代初めには、接ぎ木栽培が普及し、土壌病害の発生は減少しました。現在もより良い台木の選定試験を行い、導入を行っています。
近年では、県研究所が開発した夏秋トマト3Sシステムの試験的導入も行われ、土壌病害の回避と合わせ、従来栽培より高い生産性の実現に成果が上がりつつあります。

「桃太郎」から「麗夏、麗月」へ

栽培品種では、昭和61年に従来品種と大きく異なる甘熟タイプの「桃太郎」を全面導入しました。冷涼で昼夜の温度差がある気候と相まって、色・食味とも優れ、市場から高い評価を得るようになりました。現在は、市場ニーズに合わせた裂果の少ない赤熟トマト品種として、中津川選果場では「麗夏」を、加子母選果場では「麗月」を中心に栽培に取り組んでいます。

麗夏 れいか

肉質がしっかりしているのが特徴のため、他の品種より真っ赤に熟しても歯応えがよく、日持ちがします。

麗月 れいげつ

極硬玉で裂果に強い。丸みのある形で色づきがよく、深みのある味わいです。甘味の中にほどよい酸味があります。

桃太郎 ももたろう

市場に出回っている大玉トマトの中でもっとも出荷量の多い品種。果肉がほどよいかたさで軟化しにくいのが特徴です。

もっと、安心・安全をもとめて

さらに消費者に求められるトマトを生産するため、防虫ネット、紫外線カットフィルム等を利用し、化学合成の農薬と肥料を減らした環境にやさしい栽培を行っています。また、GAP(Good Agricultural Practice:農業生産工程管理)を導入し、肥料・農薬だけでなく農業生産全般に係る事項を点検し、より安心・安全な農産物生産に努めています。

省力化と品質の向上をめざして

産地では補助事業等を活用し、JAの育苗センター、選果場、予冷庫等が整備され、作業の省力化と品質の向上・統一が図られています。また、農業経営の柱となる高収益な作物としても定着し、新規就農者は年平均4名となっています。協議会では、仲間づくりのため、就農希望者に対して農家研修を行うとともに、トマト栽培での初期投資を抑えるために、不要となった資材をリスト化し、新規栽培者らに情報提供を行っています。
平成29年度からは、東美濃夏秋トマト生産協議会に新規就農者育成部会が設置され、「ひがしみの夏秋トマト研修農場」を管内に4か所設置し、本格的な研修体制を整えて、新規就農者育成を支援しています。

【協力】株式会社バローホールディングス/東美濃農業協同組合
令和3年8月

主な生産地(生産者)・販売生産者 恵那市夏秋トマト生産協議会
出荷時期 6月下旬~11月上旬
お問い合わせ先 JAひがしみの 恵那アグリセンター
電話:0573-26-2982

JAひがしみの 恵南アグリセンター
電話:0573-56-2171

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