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土地条件 | 耕土が深く肥沃で排水の良い圃場を選ぶ。 地表排水が速やかであること。 日当たりが良く、灌水に便利、風通しの良い圃場を選ぶ。 以前にナス科作物(ナス、ピーマンなど)を作付けした圃場は、土壌病害が発生するおそれがあるため、初年度より接木栽培を導入する。 |
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施設・機械投資 | 雨よけとしての農業用ハウスが前提。かん水設備、トラクター、軽トラック等。 |
収量と品質を 構成する要素 | 収量は果実肥大と収穫個数で大半が決まる。 適正な草勢を維持する肥培管理、灌水管理を行う必要がある。 収量向上のためには適正な植栽本数が必要であり、10アール当たり1800株以上は植栽する。 収穫目標とする果実の大きさはLサイズから2Lサイズ。 品質には形状などの外観と食味などの内容的なものがある。トマトは大玉に作ると外観では変形果や花落ち跡が大きくなり、食味も低下しやすい。 品質と収量性は相反することが多いため、トマトの特性を十分把握し、生育ステージにあわせた栽培管理を行うことが望ましい。 基本作型は、3月上旬に播種、下旬に接木、4月上旬に仮植、5月上旬に定植。 収穫は7月から11月中旬まで。 |
目標収穫量 (10アールあたり) | 10トン A品率は60%以上 |
販売単価(円) | 平均単価 366円/㎏ (平成30年度) |
経費 (10アールあたり) | 2,040,828円 (接木苗購入1,900本) 雨よけハウス一式、建物などの償却費込み |
年間作業時間 | 約820時間 (ぎふクリーン農業 基準体系) |
主な生産者 | 恵那市夏秋トマト生産協議会 加入生産者 |
主な出荷先 | 中京市場を中心とした拠点販売体制を確立し、強力な販売戦略を推進している。 |
土地条件 | 収穫期間が6月中旬から11月中旬の5ヶ月間と長いため、耕土が深く、排水のよい圃場を選びましょう。 土壌病害対策のために、水田との輪換が望ましいです。それは台木を選択することで3年ほど連作が可能な場合もありますので、十分な情報収集をしてください。 また、新しい栽培方法として、袋詰めした培地でなすを栽培し連作を可能にする「袋栽培」技術があります。 メリットは、連作障害を防ぐのに有効です。なす一株を一袋の中で個別に仕切って栽培するので、土さえ変えれば同じ場所で何度でも栽培することができます。それにより万が一の土壌病害も、周辺の株に蔓延することを防ぐこともできます。 デメリットは、通常のなす栽培方法に比べ、肥料や水の管理が厳密です。常々気をつけてなければすぐ元気がなくなるので、いっぱい愛情を注いであげましょう。 |
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施設・機械投資 | 強風を和らげなすの傷を防止するために、圃場の周りを防風ネットで囲うことがあります。 また山間部などでは鳥獣外の侵入の予防にもつながります。 ワイヤーと支柱を使って1本の枝をV字に育てる栽培方法などあり、初期は10アールにつき40万近くの投資が必要ですが、次年度には5万ほどです。あとは管理機などあればよいので、少ない投資ですむ、数少ない作物です。 |
基本作型 | 5月中旬に定植を行います。収穫は、6月下旬から11月中旬まで。 |
目標収穫量 (10アールあたり) | 8,000㎏ A品B品率70%以上 (上級者は10tが目標) |
販売単価(円) | 平均単価 290円/㎏ (平成29年度) |
経費収支 (10アールあたり経営試算) | 初年度 出荷額・・・2,344,000円 所得率・・・25.6% 所 得・・・600,064円 2年目以降 出荷額・・・2,344,000円 所得率・・・46.8% 所 得・・・1,096,992円 |
年間作業時間 | 約820時間 (ぎふクリーン農業 基準体系) |
主な生産者 | 恵那市夏秋なす連絡協議会 |
主な出荷先 | 岐阜県内、名古屋市場 |
土地条件 | 小面積で取り組める。 ハウスの移設は難しいので、条件の良い土地を選ぶこと。 土耕栽培の場合は、排水良好で保水力・通気性の高い土壌が良い。 高設栽培では、良質な地下水、もしくは水道水の確保が必要。 |
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施設・機械投資 | 加温施設(農業用ハウス)が必要。10アールあたりおよそ150万円程度の投資。 高設栽培では、栽培ベンチ一式が必要なので、さらに70万円程度の投資が必要。 ハウス・高設置ベンチ等の施設は自己施工が基本。(施工費節減のため) |
品種と特性・基本作型 | 章 姫…… 寒冷地である恵那市に最も適した標準品種。 草勢は強く、ランナーの発生は速く発生数も多い ポット育苗促成栽培、定植は9月上旬から。収穫は11月下旬から5月下旬まで。 低温に強く当地域の厳寒期にも育成が確保しやすい。通常は電照の必要はないが、着果負担による草勢低下防止には電照が有効である。 紅ほっぺ… 草勢は強く、ランナーの発生は速く発生数も多い。 ポット育苗促成栽培、定植は9月上旬から。収穫は11月下旬から5月下旬まで。 低温に強く当地域の厳寒期にも育成が確保しやすい。通常は電照の必要はないが、着果負担による草勢低下防止には電照が有効である。 |
目標収穫量 (10アールあたり) | 土耕栽培・・・3,300㎏~4,000㎏ 高設栽培(可動式ベンチ)・・・4,500㎏~5,500㎏ 簡易高設栽培(自作固定式ベンチ)・・・3,500㎏~4,200㎏ |
販売単価(円) | 平均単価 @900円/㎏ |
経費収支 (10アールあたり経営試算) | 土耕栽培・・・2,109,866円 高設栽培(可動式ベンチ)・・・3,065,118円 簡易高設栽培(自作固定式ベンチ)・・・2,336,080円 |
所得(売上-経費) | 土耕栽培・・・860,134円 高設栽培(可動式ベンチ)・・・984,882円 簡易高設栽培(自作固定式ベンチ)・・・2,336,080円 |
主な生産者 | 恵那市いちご生産組合 |
主な出荷先 | JAひがしみの ・ 恵那市内各道の駅・農産物直売所 ・ えなてらす |
土地条件 | 作土は深く、排水良好で保水力があり、肥沃な畑地を好みます。 転換水田は特に排水に努めるとともに、できるだけ高畦にしましょう。 |
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栽培方針 | 4月下旬には種します。5月の中旬までには補植、間引きしましょう。収穫は7月下旬から8月上旬です。 |
目標収穫量 (10アールあたり) | 1.1トン (サイズL以上率 2640本 220ケース) |
経費(10アールあたり) | 325,696円 |
年間作業時間 | 約94時間 |
主な生産者 | 恵南スイートコーン生産協議会 愛澤会 |
土地条件 | 日照は余り強くない方がよいが、日照量が40%以上制限され、1日の受光時間が9時間以下となると収量・品質ともに低下します。また、開葉後に強い風が少ないことも条件です。 排水が良好で通気性が良く、作土20センチ以上で排水性の良い植壌土が適しています。 |
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施設・機械投資 | 種芋貯蔵庫(1万円以下)があると良い。 |
基本作型 | 定植は5月中旬、収穫は10月から11月上旬。 |
目標収穫量 (10アールあたり) | 在来種 1年生いもを植えた場合 球茎 1300㎏ 生子 120㎏ 2年生いもを植えた場合 球茎 2000㎏ 生子 150㎏ 3年生いもを植えた場合 球茎 2500㎏ 生子 70㎏種子用いも込みの作付け10アールあたり目標出荷量(3年生いも中心) 1000~1200㎏ |
販売単価(円) | 388円/㎏ (平成21年) |
経費(10アールあたり) | 178,719円 (平成21年) |
年間作業時間 | 約191時間 |
主な生産者 | 恵南こんにゃく生産組合 |
土地条件 | 作物のうちでは、特に酸性に弱いので土壌 pHを6.5~7.0を目標に改良する。 作土が深い、排水条件のよい場所を剪定すれば、安定した栽培が可能です。 |
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目標収穫量 (10アールあたり) | 800㎏ |
販売単価(円) | 450円 (21年度) |
経費(10アールあたり) | 180,000円 (平成21年) |
年間作業時間 | 約140時間 |
主な生産者 | 石川トマト農園 ほか |
主な出荷先 | 岐阜市場 |
土地条件 | 山間、標高ある涼しい所を好みます。日当たり良く、また暑くなりすぎない場所を選びましょう。山の土はじねんじょに合います。腐らないように、水捌けよく、保湿性の良い所が良いでしょう。 |
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施設・機械投資 | パイプ(クレバーパイプ)、支柱、ネット、赤土など。 |
基本作型 | 定植は5月上旬、収穫は11月中旬から12月。 栽培方法によって、出荷するまでに3年~2年かかることがあります。 周りの臭気を吸収・吸着する性質があります。化学肥料や化学農薬に弱いので、使用しないようにしましょう。 |
目標収穫量 (10アールあたり) | 1トン |
販売価格 | (有機JAS) 自然農法 2.4㎏(家庭用)5,000円 1.2㎏(家庭用)3,000円 1.2㎏(贈答用)4,300円 1.5㎏(特選贈答用)5,500円 (平成26年) |
経費(10アールあたり) | 1,331,000円(平成21年) |
年間作業時間 | 約560時間 |
主な生産者 | 恵那自然薯生産組合 |
主な出荷先 | JAひがしみのブランドとして全国へ宅配 |
土地条件 | 生育適温は15~20℃、冷涼な気候を好みます。 乾燥と酸性土壌を嫌い、また、耐暑性が強くないので、植え付け時期に注意しましょう。 |
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基本作型 | 10月中旬に寝付けし、翌6月に収穫します。 恵那地域では根雪がなく「凍害」の影響を受けやすいため、やや遅めの根付けとします。 植え付ける時期と収穫する時期の見極めが品質の良い球を収穫するためのポイント。 にんにくは雨の日や雨が続いた後に収穫すると極端に品質が落ちるので、晴れの日が何日が続いた後に収穫します。 収穫した後は、根っこを切り取って10株程度に縛りまとめたものを風通しの良い日陰に干して、お尻の部分がカラカラになるまでしっかりと乾燥させます。ハウスや畑で乾燥させる場合には、直射日光が当たらないように寒冷紗やよしずなどを使って遮光しましょう。 |
目標収穫量 (10アールあたり) | 800~1000㎏(乾燥後、収穫時重量の7割、商品化率8割として) |
販売単価(円) | 平均単価 1000円/㎏ (平成21年) |
経費(10アールあたり) | 385,200円 |
年間作業時間 | 約300時間 |
主な生産者 | (有)東野 |
土地条件 | 排水のよい30センチ以上の耕土が確保できるところがよいでしょう。植物は土の中に根を張り、養水分を吸収して生長します。野菜でも、ダイコンやゴボウなど根を利用するものはもちろんのこと、果菜類や葉菜類でも、根を土中に広く伸ばすようにしてやれば、地上部のよい生育を約束してくれます。 強年質土壌は適しません。反して火山灰土壌では白くきれいなものが生産できます。また、地力が弱い痩せ地でも生産可能。独特の風味は標高高い300メートル以上のところほど多く生じます。 |
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基本作型 | 6月下旬~7月初旬に播種。10月下旬~11月下旬、霜にあたり葉が枯れ上がったところで収穫される。 |
目標収穫量 (10アールあたり) | 700㎏ |
販売単価(円) | 550円/㎏ (平成21年) |
経費(10アールあたり) | 148,980円 |
主な菊ごぼう味噌漬け販売店 | 水半名物販売店(岩村町) およねさん(岩村町) マルコ醸造(明智町) 双美屋(大井町) |
土地条件 | 土壌の適応幅は広いが、排水がよく深い耕土が確保できるところがよいでしょう。 土壌の乾燥には比較的強いですが、乾燥条件が続くと、ホウ素欠乏や石灰欠乏などの生理障害が発生しやすくなります。また、水田転換1年目の圃場は、畑地雑草が少なくなりますが、団粒化しにくく、耕耘時に土塊ができやすいため、早期に堆肥を入れ、適切な土壌水分の時に耕起することが重要です。 |
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基本作型 | 夏まき秋獲り作型では、7月中旬に播種、8月中旬から下旬に定植、収穫は10月から11月上旬です。 |
品種と特性 | 当地域ではピクセルという品種が多く栽培されています。 早生種で、播種後85日程度で収穫できます。花蕾は大型。栽培適応性も広く、温暖地での秋どり・初夏どりのほか、寒冷地での夏どり・初秋どりにも向いています。 頂花蕾収穫専用種ですので、側花蕾の収穫には不向きです。 |
目標収穫量 (10アールあたり) | 商品株数 2,800株(商品化率 75%) |
年間労働時間 (10アールあたり) | およそ175時間 |
販売単価(円) | 100円/2,800株 (平成23年度) |
経費試算 | 144,758円 (平成23年調べ) |
主な生産者 | JAひがしみのブロッコリー研究会 |
年間作業時間 | 92時間/10アール 整枝せん定と収穫作業が大半を占めます。 |
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基本作型 | 省力で、大粒・高品質なクリ生産が行える「低樹高・超低樹高栽培技術」 植えて4~6年の若木の樹高を抑えるため、主幹をカット(心抜き)します。さらに植えて7~14年の生産が盛んな樹の生産力が落ちたら、主枝をカット(カットバック)します。さらに15年を過ぎると大きな栗が収穫できなくなるため、超低樹高栽培へ移行します。その年に結果した枝をカットし、若い母枝を生長させ、翌年結果させる。これを繰り返して樹勢を維持し、大粒の栗を安定生産させます。 |
担い手 | 栽培技術の普及体制の整備(剪定士制度など) 産地のクリ生産技術が向上 ○東美濃栗振興協議会 平成27年度出荷実績:191戸、133トン ○超特選栗部会 平成27年出荷実績:69戸、41ヘクタール、109トン |
目標収穫量 | (超特選栗出荷を想定、植栽後5年移行、10アール当たり) 300㎏ |
販売単価(円) | (超特選栗出荷を想定、植栽後5年移行、10アール当たり) 772円/㎏ (平成25年~27年の平均) |
所得率 | 71% |
相談先 | 東美濃”クリ地産地消(商)拡大”プロジェクトチーム |