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2022年3月24日

親子からすみづくり教室を開催しました

 

 

 

3月21日、えなえーるキッチンにおいて、農政課主催の『親子でからすみづくり体験教室』が行われました。

 

この教室は、食生活の変化、流通の発達による使用食材の変化により失われつつある本市の食文化や行事食、地形など地域特性を活かして発展してきた地域の食材に関する情報をストーリーブックとして整理していく事業に先立って行うプレ食育教室です。

 

核家族化が進む現代の家庭の中でも郷土食ストーリーが語られ続けていけるよう、買って食べるだけでなく「自分で気軽に作って食べる。作って食べる体験を得る。食べて郷土愛を育む」ことにつながるようなきっかけづくりを目的としています。

 

 

 

 

 

 

恵那のひな祭りといえば「からすみ」です。全国的に「からすみ」と言えば、ボラの卵巣を塩漬けし乾燥させた高級珍味の「からすみ」を思い浮かべることが多いですが、なぜ珍味とスイーツが同じ名前なのか? そんな謎にもお答えしつつ、「からすみ」をもっと身近に、電子レンジや小さなお鍋と100円ショップの蒸し器を使って、おうちでカンタンにつくって食べられるスタイルをお教えしました。

 

 

この日参加された2組の親子は、城下町とその周辺約110ヶ所に、江戸時代から伝わる雛人形や土雛、住民の手作り雛など約3,500体のお雛様が展示されている地域最大級のひなまつりが開催中の岩村からいらっしゃいました。お母さん同士がお友だちで、誘い合って申し込みをされたようです。えなえーるの小さなキッチンでお友だち親子だけの料理教室は、プライベート空間に講師を呼んだかのようにリラックスした雰囲気で受講することができます。

 

 

 

 

 

 

 

からすみづくりは、米粉に熱湯を注いでよく捏ねる作業があり、子どもたちだけで作業するには危険な場面があります。このときもお母さんが大活躍で「熱い!熱い!」と声が出ていましたが、子どもたちのためにがんばってくれました。よく捏ねることで柔らかく仕上げることができます。細長く伸ばしたり、形をつくるのは子どもたちの仕事で、面白がって取り組んでくれました。

 

 

からすみにはたくさんの種類がありますが、基本の生地の作り方はどれも同じです。トッピングさえ変えればいろんな味が楽しめますし、自分でつくればオリジナルのからすみを生み出すことができます。今回のトッピングはレーズンとクルミ。電子レンジのからすみにはレーズンを、蒸し器でつくるからすみにはクルミを入れました。子どもたちは全部で8本の小さなからすみを頑張ってつくりました。

小さな蒸し器でつくるのは少し時間がかかりますが、電子レンジなら何分もかからず出来上がってしまいます。仕上がりの違いは食べてからのお楽しみで、柔らかさや食感が違うのがわかります。お好みの作り方、好みの味を探してくださいね。

 

 

 

 

 

 

 

 

今回のからすみづくり教室は昨年につづき第2回目です。これからもこの事業を続け、恵那の郷土食を手軽につくれる体験会を通し、子どもたちに郷土食をつくって食べるおいしさや楽しさ、親から子へ引き継がれる思いを繋いでいきたいと思います。

 

 

 

 

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