2024.11.25
オーガニック料理教室を開催します
2022年8月12日
農産物を自分の手で収穫し、その場で料理をつくって食べる『スタートアップ料理教室2022』
体験を通して、食を楽しく学ぶ『畑から台所へ。とる、つくる、たべる体験教室』の第2弾が、8月2日、三郷町にある阿部農園で開催されました。
今回はプロのフレンチシェフをお迎えし、阿部農園の農場で収穫したトマトをつかったピザづくりを教えてもらいました。
参加した親子は4組。夏休み入ったばかりのこの頃、朝から灼熱の太陽が照っていましたが、集まった親子は元気もりもり。
まるで、今年のトマトの成りのように、はつらつとして、調理会場の阿部農園内ハウスに入ってきました。
まずは、シェフの佐野さんから、本格ピザの生地づくりを習います。
ピザ生地は、しばらく発酵させる必要があるので、トマトの収穫前に発酵前の段階までを行っておきます。
練り方のコツ、加減のポイント、おいしくなるためのヒントを伺いながら、シェフが各親子ごとに分かれたテーブルにいって教えてくれました。始め、ボウルの中で粉と水を混ぜるのに、誰もが手がベタベタになってまとまる気配のない生地の様子。佐野シェフの丁寧な教え方と、プロの手つき、優しいお人柄に、小さな子もお母さんと一緒に一生懸命になって生地をこね、最後は丸くまとめることができました。
佐野晃一さん(aozola kitchen)
https://lit.link/aozolakitchen
東京のフレンチレストランで修行し、現在は恵那市明智町で地元の食材を活かした料理を提供するカフェを開いています。夏は農家から直接仕入れたトマトを使ったメニューを提供しています。
さて、丸めたピザ生地が、ぼわんと膨らみ発酵するまでの時間は、いよいよトマトの収穫に向かいます。
阿部農園の農園長 阿部真奈美さんはトマト農家として20年のキャリアがあるベテラン農家さん。阿部農園が主に栽培している「麗夏」というトマトの品種のこと、トマトの特徴、育成のことなどを教えてくれました。
トマトは夏が真っ盛り。たわわに実るトマトを求めて、
いざ、トマトハウスへ!
ハウスに入ると、びっくり!トマトはほとんど、青いままなのです。
トマトは収穫した後、どんどん赤くなります。これを追熟といいます。
市場に回ってスーパーの店頭に並ぶころに赤く食べごろになるよう、青い段階で収穫をするのです。
ピザのためのトマトは赤いほうが良いので、今日のイベントのため特別に赤くなるまで収穫を待っていてくれました。
阿部真奈美さん(すまいるふぁーむ阿部農園)
https://abenouen.storeinfo.jp/
恵那市三郷町の高台で、夏秋はトマト、冬春はイチゴを生産しています。農園から望む笠置山や、中央アルプスの景色は最高の見晴らしです。農園で採れたトマトやイチゴを使ったソースやジャムの販売もしており、農園内にある直売所で購入することができます。
それぞれにトマトを収穫した次は、ピザづくりの再開です。
佐野シェフの指導のもと、ぷっくら膨らんだ生地をガス抜きして平たく広げていきます。収穫したてのトマトを包丁でカットし、ピザソースを塗ってトマトとチーズをのせたら、いざ石窯へ。
石窯は山岡のアウトドアメーカーが販売する、蛭川の石を使用した移動式のピザ釜です。佐野シェフが持ってきてくれました。1回に2枚ずつ焼いていきます。
さあ、焼けました!
早速、食べましょう。お味はいかがですか?
自分でつくったピザの味は
ハフハフ、汗だくだけど熱々で、おいしい!
最後は佐野シェフ特製の阿部農園の冷凍イチゴを使ったイチゴスムージーで喉を潤しました。
生地からこねるピザづくり、トマトの収穫、石窯で焼いたピザ、そして冷たいスムージーで最高の夏休みの思い出となりました。
参加者の皆さんからは、
「こんな暑いなかでトマトを収穫しているなんて、農家さんは大変」
「トマトが青いまま収穫されて、スーパーに並ぶ頃に赤くなってるなんて知らなかった」
「ピザをこねこねするのが楽しかった」
「また、こんな企画に参加したい」
との感想をいただき、阿部さんも佐野シェフも、スタッフ一同、灼熱のなかで汗をいっぱいかきながら頑張ったかいがありました。
皆さん、お疲れさまでした!
次回の『とる、つくる、たべる体験教室』は秋。
中野方町で有機野菜を栽培する おかさげ農園の大江さんに、大豆を使ったお料理やお漬物づくりを教えてもらいます。
お楽しみに。