恵那の食に挑戦する 農業人

東海ミート

小林 宏好さん

  • 農業人

スタッフのみなさん

 

笠置山の麓、恵那市笠置町に豚舎を構える東海ミート株式会社。

長年飼育にあたっている小林さんにお話を伺いました。

 

 

 

-東海ミート株式会社のあゆみを教えてください。

 

1965年(昭和40年)719日設立。

CSF(豚熱=豚コレラ)を経て、2019年(令和元年)1231日、代表が代わり、新体制となりました。

 

 

 

 

-東海ミート株式会社の飼育の特徴を教えてください。

 

弊社では肥育を行っています。

 

安心・安全、美味しい豚肉を生産するため、肥育素豚は、グループ会社である東海ブリーディング株式会社(静岡県浜松市)の種豚場のみから、健康な子豚を導入しています。飼料はビタミン強化を考慮した指定配合飼料を与えています。また定期的に農場スタッフにて生産豚肉を試食し、より美味しい豚肉を目指し、飼料、飼育方法等の調整を行っております。

 

1:養豚の経営には次の3つの形があり、東海ミート株式会社は②を行っています。

①繁殖経営:雌豚(母豚)を妊娠させ、子豚を取り上げ、その子豚を販売する経営形態。

②肥育経営:子豚を肥育し、食用として出荷する経営形態。

③繁殖肥育一貫経営: 繁殖と肥育を一貫して行う経営形態。

 

 

 

 

-安心・安全な豚肉とは、どのような点が『安心・安全』なのでしょうか?

 

日本では生産、流通まで細かな衛生管理が行われています。

 

生産農場では、国の定める飼養衛生管理基準の下、豚舎内外の環境を清潔に保ち、ウイルス、細菌の侵入を防ぐことで、豚の健康を維持し、不必要な抗生物質を使わないようにしています。

 

また、流通、消費までには、と畜場法、食品衛生法などに基づいて、残留農薬、抗生物質などの厳しい検査を行っています。

 

 

新体制後、豚舎内をリニューアル

 

-今後、挑戦したいことはありますか?

 

地元農家さんと連携し、地域の特産品を飼料添加することで、独自のブランド肉を模索したいです。

 

 

 

-特産品とは、何を想定していますか?

 

会社のある笠置町は、柚子の産地です。

 

現在、柚子の特産品加工で出る搾りかすは、廃棄処分していると伺っております。

 

その処分している搾りかすを乾燥させ、栄養分析し、配合飼料に混合し、給餌した豚肉の肉質に良い変化が起こらないか、挑戦したいと思っています。

 

 

 

-消費者へのメッセージをお願いします。

 

安心・安全な美味しい国産豚肉をもっとたくさん食べていただきたいです。

 

 

 

 

【基本情報】

社名    東海ミート株式会社

代表者名  湯浅健右

所在地   恵那市笠置町毛呂窪61

従業員数  3名

敷地面積  約178,000㎡

飼育数   約1,500頭 (2021年1月現在)

生産体制  肥育

取材日   2021年(令和3年)18

生産者情報

東海ミート

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