恵那の食に挑戦する 農業人

Farm roots

佐藤 暁彦さん

  • 農業人
Farm roots 佐藤夫妻

 

 

恵那市笠置町で、有機野菜の栽培・販売を行う「Farm roots」。

 

2012年に神奈川県横須賀市から恵那市に移住し、「ふるさと活性化協力隊」の活動を経て、奥さんの実家である笠置町で農業をはじめた佐藤暁彦さん。

 

「心と体が潤う野菜」をモットーに、健康でおいしくておなかがいっぱいになる野菜を提供する農家を目指すFarm rootsにお話を伺いました。

 

 

ーFarm rootsが作っている野菜について教えてください。

 

「うちでは今、年間40〜50種類ほどの野菜を育てています。世の中にはたくさんの農法がありますが、僕たちは「有機・無農薬」を選択しています。

 

野菜は「お野菜定期便」として、7〜10種類ほどのおまかせで個人の方を中心に販売しています。マルシェに出て行くことや、野菜をスープにして販売することもありますし、家の茶木から収穫した茶葉は紅茶にして売っています。紅茶は「国産紅茶グランプリ」を受賞されているごとう製茶さんに製茶いただいています。」

 

Farmrootsの野菜

 

 

ー暁彦さんは横須賀ではジャズドラマーとしても活動されていたそうですが、農業に興味を持った理由はなんですか?

 

暁彦さん「奥さんとはアウトドアショップで働いていた時に出会って、付き合ってた頃から恵那や八百津に連れてきてもらっていました。「自然に溢れてる!こんなところで人って生活できるんだ!」っていうのが、あの頃思っていた正直な気持ちです。

 

都会じゃなく、自然に近い場所で暮らしたかったし、どうせ住むならご縁のある場所がいいなと思っていた時、たまたま恵那市で「ふるさと活性化協力隊」を募集していることを知って、思い切って来ることにしたんです。

 

何が何でも農業をしたい!という気持ちが最初からあったというよりも、作り手側に回りたい気持ちがありました。

移り住んできてからいろんな人と出会ったり、話をきかせてもらううちに、恵那ならではの恵那でしかできないことができたらって気持ちが大きくなっていって、いろんなピースがはまっていって「農業」が見えてきた形ですね。奥さんの実家には土地や機械などのリソースが溢れていたし、チャレンジしてみようって。」

 

あやみさん「私は、本当の最初は恵那北中の時かな。八ヶ岳で農業研修があって、私だけが”農業って素晴らしい!”って帰ってきたらしいです。

 

私たちは登山が好きで、働いては2人で山へ行き、働いては山へ行き、を毎週・毎月繰り返すうちに、”できることなら山に近いところで農業したいね。”と、移住を考えるようになっていきました。もともと私は国際協力に携わりたかったこともあり、アフリカ・ジンバブエの農業ワークキャンプに参加したことも大きなターニングポイントだったと思います。

生産できるって、一番の投資だな、農家最強だなと思うようになりました。」

 

Farm rootsの畑

 

 

ー作物を育てる中で、工夫していることやこだわっていることはありますか?

 

「旬を守ること、露地栽培にこだわっています。

FarmRootsのある笠置山麓は岩がちの土壌なので、化学肥料を使わずに有機物のみでゆっくり育てることで、ミネラルを含んだこの地域独自の味を出すことができると考えています。有機農法で丁寧に育てると、野菜はその土地の空気の味すらすると言われているんです。

 

ただ「無農薬・無化学肥料」なだけでなくて、身の詰まったたくましく濃い味の野菜を目指してやっています。

 

今まではずっと独学でやっていましたけど、今年は長野県や本巣市などいろんな農家さんのところへ勉強に行かせてもらって、自分がどんなものが作りたいのか見えてきて楽しくなってきました。」

 

farm roots 佐藤夫妻

 

 

ーこれから挑戦したいことや、夢を教えてください。

 

暁彦さん「目標とする農家さんに出会ったことで、自分が作りたい味はどういうものなのか、目指す味のためにどんな手段をとるのかということが自分の中で繋がっていきました。

 

自分が作りたいのは「風土の味」。

周りにある資源を土に入れてあげることで、その土地ならではの味になるんじゃないか?今はそれに向かって、やっていきたいです。」

 

あやみさん「笠置町をトランディションタウンにしたい!自然との暮らしや経済、農業、科学、哲学などを包括的に学ぶ場をつくっていきたいです。イギリスにはそうした学校があり、世界中から多くの人が学びに訪れます。

この地域で始められたら、日本ではいまだかつて前例のない先進的な地域に恵那がなりえますし、それと同時にこの場で学んだ生徒が他の地域で実践していくとなれば、新しい風が日本中に広がっていくと思っています。」

 

生産者情報

Farm roots

ホームページ http://blog.livedoor.jp/farmroots/archives/42466681.html

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